十番札所 蔵春院(伊豆の国市田京)

伊豆八十八ヶ所

十番札所 蔵春院(伊豆の国市田京)

分け登る道もはるばるはせ山の鐘のひびきにはるるむら雲

十番札所 蔵春院

山号 長谷山
曹洞宗 
草創 1439(永享十一年)

杉木立の中、参道を登って行くと両側に西国三十三観音が出迎える。山門を通り抜けると、正面に仁王像を両側にした鐘楼山門があり、その先に本堂が見える。本堂の右には長谷観音堂。建物は全て、昭和52年(1977)以後に建築された。

十番札所 蔵春院

寺の由緒は、永享11(1439)年の乱で心ならずも主君の足利持氏を死に追いやった、関東管領上杉憲実は、出家して高岩長棟となる。韮山の国清寺で白山堂の郷土である、宮内五左衛門の力を借りて、蔵春院を持氏追悼の寺とした。後に持氏の子、成氏は、持氏の霊牌・護身仏、将軍地蔵を奉納。最高、曹洞宗常恒会の寺格を持ち、末山700を数えた。修善寺・最勝院と並び伊豆三名刹。

十番札所 蔵春院 十番札所 蔵春院
竜神伝説

1439年今から550年余り前のお話です。山田の奥には竜がすんでいるというので、 山仕事人々や動物がたびたび襲われると噂され村人達から大変恐れられていました。春屋宗能禅師は、この山田の地を寺の建立の場所として大変気に入られ寺建立が始まった時の事です。俄かに空が掻き曇り稲光と共に激しい雷雨が起こりました。そしてギラギラと目を光らせて竜が突然現れたのです。「この地はわれわれの棲家だ、人間が立ち入る事は許さない!」と天から大声が聞こえて来たのです。禅師は それから三日三晩祈祷を行い悪竜の説得に勤められ、その竜は禅師の弟子となり佛法に帰依し寺の護持に尽くす事を誓ったのです。その竜の棲んでいた池を竜王池といい水の涸れることのない池として本堂裏に大切に守られています。また、禅師の説法により仏法に帰依した竜は、竜王池に身を投じた後天高く上り三個の巨石(頭岩、胴岩、尾岩)に姿を変えて竜神岩として寺の護持に務めているといわれております。

参考:蔵春院HPより http://www.zosyunin.jp/mukasi/index.html

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