四十番札所 玉泉寺(下田市柿崎)
願いをば出船入船ぎょくせんじいかりをとどめみ仏のかげ
山号 瑞龍山
曹洞宗
草創・1573-92(天正年間)
天正以前は真言宗の草庵であった。天正年代(1580)一嶺俊栄僧より曹洞宗に改宗され、現在に及ぶ。嘉永元年(1848)二十世翠岩眉毛和尚の代に現在の本堂が落成。 400年の歴史を有する古刹である。
嘉永7年(1854)3月、日米和親条約の締結により、下田が開港され同年5月下田条約が結ばれると、玉泉寺は米人の休息所、埋葬所に指定された。
米国初代総領事、タウンゼントハリスとお吉の物語で有名な寺で、米国初代総領事館として使用された。併設のハリス記念館では、領事館当時愛用の品々や関連資料などを展示。その他、吉田松陰の遺品や日本最古の銀板写真なども収蔵展示されている。アメリカのカーター元大統領や天皇陛下も訪れたという有名な寺。
境内に「牛乳の碑」がある。安政5年(1858)2月ハリスは、政務多忙を極め病気なった。侍女お吉はハリスが牛乳を欲しがっている事を知り、禁を犯して和牛の乳を集めハリスに毎日与えた。ハリスが15日間飲んだ9合8勺の牛乳の代価が1両3分88文、米3俵分に相当したと言われている。当時牛乳がいかに高価で貴重なものであったか想像できる。
このことが日本における牛乳売買の初めといわれ牛乳の碑が建てられた。
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